高山杉林観測タワーサイト

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乱流計測機器

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乱流計測機器は、観測タワーの頂上部(地上から約30m)に設置されており、
大気中の乱流変動により輸送される 「熱」「CO2」「水蒸気」
「運動量」などを計測するための装置です。

ここでは、以下の超音波風速温度計と赤外線CO2H2O濃度計を
利用して、3次元の風速の各成分、気温、水蒸気量、CO2量を
10Hz のサンプリングで計測しています。

超音波風速温度計と赤外線の濃度計の組合せは、この種の観測の定番な計測機器です。

超音波風速温度計

Gill 社製、R3-50
写真では、向う側に設置されている筒の上に四角い枠が乗ったような形のセンサーです。
枠の部分の上下にある、黒い短い枝の部分の先から超音波を出して反対側で受ける
ことによって、3つの異なった方向で、往復の音速を計測します。

その差から、音の媒質である空気の移動速度、即ち風速が計測され、
その和から求まる静止大気中での音速より、気温の情報が得られます。

赤外線CO2H2O濃度計

LI-COR社製、LI-7500
写真では、手前側に設置されている斜めに取り付けられた白い筒の上に白い球を
細い棒で支えたような形のものです。赤外線を筒と球の間で往復させて、
その赤外線の水蒸気やCO2による吸収から、それらの量を計測します。


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